通訳ひみつ道具

通訳現場に必要(とされている)ものってありますよね。

僕が学んだときは、、

 

・通訳資料

・筆記用具

・バインダ

・腕時計

・現場までの地図

・カロリー補給

 

もっとたくさんあったような気がしますが記憶が定かではありません。ただ、いずれにせよ僕は2009年にiPhone3GSが出たとき「あっ全部iPhoneでいいじゃん」と思ったんですよね。まぁ実際は当時のiPhoneではすべてまかなうことはできなかった(現時点でもカロリー補給はできません)のですが、その印象はいまでもハッキリ憶えてます。

ちなみに日本で最初に出たiPhoneはご存知iPhone3Gなのですが、当時は処理速度が遅すぎてあまりスマートではなかったです。これを仕事や連絡に使おうというイメージは沸かなかったなぁ。そこへ3GSでびっくりですよ。サクサク動く! こりゃマジもんだなと。そんな衝撃を体験したこともあり、僕はいまでも3GSが好きです。かたちも丸っこくて愛らしい。最近のiPhoneMacは可愛げがなくなってしまいましたなぁ。あ、脱線した。

ともあれ通訳にはこれ必須でしょ! 時計とGoogle Mapだけでもめっちゃ価値があると思っていましたが通訳のお姉さま方は誰も使っていませんでした。まぁ3GSの頃はね・・と言いつつも最近も地域の通訳者ではそこまでスマホ率高くないのでそもそもスマホを通訳に利用するという文化がないだけなのかもしれません。やっぱ高齢化・・?

時計と地図以外にも、現場で出たわからない言葉を調べることもできますし、英語が頻出する現場なら翻訳もできます。自分の読み取り通訳をあとで見直したければボイスメモも有効。資料ももちろん保存しておくことができる。使わない手はないですよね。

 

僕は通訳の資料はなるべくスマホタブレットで読むようにしています。PDFにしてスマホに入れておけば通訳中にも手書きで書き足せますので、必要なときにメモすることもできる。ただ手書きアプリも進化はしていますが、やはり紙とペンのほうが速いんですよね。このあたりもっと反応早くなればねぇ。アプリで書き込む場合、「手書きモード→太さを選ぶ→手書き」というプロセスが必要なので、例えば話者が細かい数字を出してそれをメモしたいときなどは一手遅れるんですよ。ちなみに私はMetaMoji Noteというアプリを利用しています。もう一歩なんだよなぁ〜。

 

とまぁそんな感じで試行錯誤しているのですが。

少し前の通訳現場にて、業務が終わり帰り支度をしていたときです。

 

お姉様「あなた、スマホを見ている時間が長かったけど資料見ていたの?」

『え? あ、はい』

お姉様「スマホで通訳資料を読むのはやめたほうがいいですよ」

『あ、そうなんですね! ちなみに理由って・・』

お姉様「遊んでいると思われるかもしれないじゃない?」

『あー・・なるほど』(え? どゆこと???)

 

意外すぎる返答に固まりました。

そのまま会話が終わってしまいましたが、僕はどう反応すべきだったのか。

仕事でスマホを使う層ってまだまだ一部なのでしょうから、ご意見自体は尊重します。ある意味僕は想定していなかった意見なので勉強になりました。皮肉じゃなくて。今度からiPadにしよう・・(違う)。あるいは僕の態度が遊んでいるようにしか見えなかったという可能性もありますね。これは気をつけねば。

さて、僕はどう返答すれば良かったのでしょうか。

 

選択肢1(つまらない)

そうなんですねっ☆ これから気をつけますm(_ _)m

 

選択肢2(反証)

スマホ=遊び」の認識が一般的であるというエビデンスを示していただけますか

 

選択肢3(論点ずらし)

スマホがなくても遊べますよ。大学時代、つまらない講義はアタマの中で回文たくさん作って遊んでましたからね。

 

選択肢4(過激主義)

別に遊んでても通訳できてればよくない?