年金をどこに投資する?

またもお金の話です。

 

障害者年金は資産運用との相性がばっちりです。

資産運用において何よりも有効な武器となるのが、時間だからです。

時間を味方につけることが最高の武器になるのです。

1年後に日本の経済が成長しているかは誰にもわかりませんが、30年後にはまあ成長しているでしょう。確実に、とは言えないクールジャパーン。

その点年金は

 

1.一定額が

2.機械的

3.長期間

 

振り込まれていくので、積み立てやすい性質を持っています。

普通の人が20歳からお金を積み立てていこうと思ったらなかなか大変ですが、ろう者は20歳から積み立てられるんですよ? これがどれだけ素晴らしいことか。

資産運用(ここでは株式投資投資信託を指します)は投資の時間が長ければ長いほどリスクが減るのです。

 

100年以上のダウの歴史(アメリカの市場)をみても、30年間ひたすら月に一度、一定額資産を積み立てた場合、損をする可能性は0%です。もちろん未来はわからないのですが、過去においてはどのタイミングから始めても、30年積み立てれば間違いなく利益を得られたのです。

これはバブルがはじけて日経平均が80%下落した日本ですら当てはまります。

もちろんバブル絶頂期に全財産投資してそのあと放っておいた人は30年経ったいまも資産は半分くらいしか回復していませんが、全額突っ込むのではなく月々積み立てていた場合、お金は1.5倍ほどになっているのです。まぁプラスになったのはここ5年くらいですけどね。

 

僕は過去を鑑みると積み立てるのであればアメリカ市場が良いのではないかと思いますが、本筋からどんどん離れてきたのでここいらでやめときましょう。

 

ただ、結局キモは20歳の若者が降って湧いてきた(?)お金を使わずに投資なんかできるのだろうか、ということですね。お金があるのに使わない、ということに耐えられるかどうか。

これは先天的というよりは、後天的に身につけられることじゃないのかなと思うのです。

お金を使わないことでお金を増やすことができる、という事実を教わることで、お金をどう使うかということを考えることができます。

父は、僕のお年玉がまとまった額になったときに「このお金を父さんに預ければ来年10%増やして返してやる」とよく言ってました。素直な僕はなんて美味しい話なんだろうと思って即預けてました。小学校高学年から中学生くらいですかね。

今思うとアレで株を買ってたんですけどね。酷い親だ・・笑

こういう体験が元になって、僕は消費する以外のお金の使いみちを考えるようになったと思います。いや、ウチの父はどうかと思いますが。

 

とはいえお金を使うのは楽しい。

お金持ちはコップに水を注ぎ続けたあと、そこから溢れた水だけを舐めて暮らしているのだという寓話があります。そんなんつまらんと。一気飲みさせてくれと。わかります。

それに若い頃は自分に投資すべきだという論理もわかります。自分が必要だと思うことに対して資本を投下することはとても良いことです。仮にそれが失敗したとしても、自分で判断したのなら糧になるはず。

 

ただすべてを自分への投資にするのではなく、幾分は株式などに投資して、資本主義経済の恩恵にあずかるのもいいんじゃないですかね。どちらかにしか投資してはいけないなどという決まりはないのですから。