声で呼ぶのはアリ?

かなり頻度は少ないですが、主に高齢のろう者に声で呼び止められることがあります。

念のため言っておきますが、「すみません」なんてご丁寧な呼び方ではありませんからね。「おーい」とかそんな感じ? もうちょっとぞんざいな感じだけど・・笑
発話の問題もあるし、僕はそもそもろう者が意図せずそういう声をだすことはあり得ると思っているので、気にもとめません。もともと何かと気がつくタイプではないのですが。
そうしていると何度も繰り返し声を出すのでようやくそちらを向くと、
「やっとこっち向いたわ。あなた聴者じゃないの?」みたいに言われます。ええー理不尽なーと思いつつ相手をするわけですが、これってどうなんですかね。声で呼ぶ、という行いはろうのなかでも少数派なので、あまりろう者のなかでも好まれる振る舞いではないように思います。

なんとなーく、アンフェアな感じしますよね。向こうは声で呼べるけど、こちらは声では呼べない・・笑
まぁ、場の問題なのかなぁ。ろう者、というかろう文化(この言葉でいいのか?)が支配している場ではそぐわないように思います。
ちなみに僕の家では聴者の場が優勢なので(人口比という意味ではないですよ)、奥様に声で呼ばれることについてはほとんど違和感はないですね。でも改めて考えると少しは違和感があるってことだな。
そういや手で叩いて呼ぶろうもいるな。これもやっぱりお上品な振る舞いとは言い難い気がしますね。

 

ついでに思い出したのですが、私は大学生のころ居酒屋や洋食屋でバイトしていたのですが、そこにもいましたね。「手を叩いて店員を呼ぶ」という行いをする客が。
そういう客ってやっぱり年配の方が多いし、ろう者が聴者の行いを真似したという可能性もあるのかも。いずれにせよ、21世紀を生きる聴者的にはあんまり良いマナーとは思えませんなぁ。
最初はマジでこの人何やってるんだろうと思いましたよ・・