有料の手話通訳は必要?

自治体での手話通訳、僕は残念ながら以前住んでいたところでは不合格だったのであまり実態を知りません。確かにペーパー試験全然わからなかったです。
手話サークル連合の会長の名前は? なんてサークル行ったことない僕がわかるわけありません。ろう協の会長なんて知りませんよ・・まさかそんな内容が問われるとは思ってもみませんでした。
今も通訳試験受けてみようかなという気持ちはあるのですが、この状況だとまた落ちそう・・笑

話が逸れました。

自治体の通訳の依頼数に制限はあるのでしょうか。
以前ろう者から冠婚葬祭の通訳依頼をしたら断られた、幼稚園の説明会での依頼を断られた、などという話を聞いたので、場所によっては人員に余裕がない状況なのかもしれませんね。
僕の住んでいるところに訊いてみたら、通訳内容は営利・宗教・政治活動以外はOKで依頼回数の制限もないとのことでした。通訳が多いのか、依頼が少ないのか。

もちろん、本来であれば結婚式なら結婚式場、幼稚園の説明会なら幼稚園側が手話通訳を準備するべきことです。利用者がお金を払うのはなんか変ですよね。だから自治体の通訳は無料で行っている。もちろんそのスタンスは僕自身納得できますし、基本的には賛成です。

では何故そうならないのか? 本来なら通訳を準備すべき法人や団体も、わざわざ手話通訳を準備するコストをかける意味を見いだせていないのでしょう。知識がないということもあるだろうし、ペナルティがないならいいや、ってことですね。
もちろんそういった状況を是正すべきとは思います。思いますがすぐに状況が変わるとも思えない。
だからどんな内容でも通訳できるような自治体の有料オプションのようなものがあっても良いと思うんですけどね。利用料を抑えればそれなりに需要があるのではないか。現状自治体以外の通訳は高コストですからね。そんなにお金を取られるならいいや、ってほとんどの人は判断していると思います。
例えば東京都手話通訳等派遣センター

http://www.tokyo-shuwacenter.or.jp/shuwa/haken/cost.php

1時間6,500円で以降3,500円/時間です。2時間の講座に通訳をひとり派遣してもらったら1万円。2時間をひとりってキツいな・・

前にも障害者年金の話で少し触れましたが、「ろう者だから」かかるお金はそれほどないのだから、手話通訳に有料オプションがあれば選択肢は広がるのにー・・と思いつつ、どうなんでしょう。使う人どれくらいいるかなぁ?