夜泣きとの付き合い方

子ども、というか赤ちゃんは夜泣きをしますよね。

昔住んでいたアパートでは夜中に結構聞こえてきました。泣き声に気づけていたのは僕が夜更かししていたからですが・・。
うちの場合もご多分に漏れず、6ヵ月くらいまではそこそこ泣いていたように思います。

ろう者同士の元に生まれた赤ちゃんは、当然夜中に泣こうがわめこうが両親には聞こえないので放置されてしまいます・・ってそんなわけはなく、そこは21世紀、きちんとフォローできるグッズがあります。

 

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シルウォッチという、玄関のチャイムや赤ちゃんの泣き声やらに反応してバイブレーションで教えてくれるおっしゃれーな腕時計です。僕も給付をもらって購入しました。
白いのは音を捉えて腕時計に通知する受信機、黒いのは充電器です笑
いやーこれは便利・・と思いきや最初のうちしか役に立たなかった。

とにかく感度の調節が難しく、寝返りや咳でもバイブレーションしてしまったり、逆に泣いているのに反応しなかったりするんですよね。ウチだけ?
しかしなにより、寝室がひとつしかない我が家ではそもそも赤ちゃんが泣くと僕が起きてしまいます。なんならしばらく経つと僕は夜泣きの気配を感じ取り受信機が反応する前に目覚めて電源切ってました。爆発物処理班か。

うちは夜泣きがそれほど激しくなく、だいたいミルクを与えてしばらく抱っこすれば寝てくれました。なかなか機嫌が直らないときは外へ出たりもしましたが、いかんせん集合住宅なので泣き止まないなら撤退です。泣き止みさえすれば抱っこしたままスクワットでケリがつくのですが・・。

最終手段はバウンサー(揺りかご)に赤ちゃんを置いて手で揺らしながらヘッドホンをつけ、Netflixでアニメを見る、という荒業です。ようするに諦め(鬼か)。そのうち泣き止んで寝てしまうので切りの良いところで布団に戻す。僕はPCの前に戻る(おいおい)、とそういう方法で夜泣きと付き合っておりました。

 

ただ、大昔はどうだったのでしょう。ろう夫婦をテーマにした『名もなく貧しく美しく』という、えーと、なんていうか、とっても趣のあるめちゃ古い映画があるのですが、そこでは異常な夜泣き(病気?)に夫婦が気付かず、赤ちゃんが亡くなってしまうというシーンがありました。え、マジでこんなことあんの? うちの奥さまはシルウォッチを使わなくなったあとも謎の気配を感じ取って起きたりしてましたけど、大昔の一般的なろう者がどうしていたのかは知りません。
ご存じの方がいらしたら是非教えて下さい。

ともあれうちの夜泣き対応は基本的に僕がやっていました。別にイクメンだと言いたいわけではなく、なりゆきでそうなっただけです。ミルクをあげれば良かったので、母親が起きる必要ないですしね。まぁ完全母乳だったり、夜泣きが激しいタイプのお子さんだったりすると厳しかったでしょうが・・僕は翌日の仕事を手抜きするというソリューションを開発したので問題なくいけました。