ろう者がお金持ちになれる理由

タイトル通りの話です。
またお金の話で申し訳ないのですが、僕はお金の話が大好きなので今後もちょこちょこ話題にしていくと思います。


ろう学校では障害者年金についてどれくらい触れられるのでしょうか。そしてろう者自身は障害者年金に対してどのようなイメージを持っているのでしょう。
高齢ろう者を見ていると、格差がホント凄いんですよね。もちろん生まれや育ちも大いに関わってくるので簡単に一括りにはできませんけど。ただひとつ言えることは、若いろう者は年金をどう使うかで人生が変わってくるということです。
冷静に考えなくてもずっと独身と仮定したとき、ろう者は60歳まで年金だけで4000万近く入ってくるんです。このお金を無為に使ってしまう人とそうでない人の格差は凄まじいことになるはずです。

 

若いろう者にとってはどんどん仕事をしやすい環境になっています。

・特に大企業の、法定雇用率を遵守するという意識の向上

・少なくとも表向きは(笑)、障害者は差別されるべきではないという意識の向上

IT技術により聴覚に頼らない業務の幅が増えた

年金がなくとも十分生活できる人も増えてきていると思います。
ろう者をとりまく環境は向上しているのに、障害者年金の制度は以前のまま。これは明らかにチャンスです。

 

給与とは別にお金が入ってくるというシステムは、心理的にも貯めやすいと思います。口座を分ければそれだけで貯金用口座の出来上がりですから。同じ口座にするとどうしても使ってしまいやすくなります。
たぶん、ここがポイントなんですよね。口座を分ける。
いろいろな人の話を聞くと、やっぱり貯蓄できるかどうかは性格の部分がめちゃくちゃ大きいです。なんというか、お金がかかる趣味をしている人はそういう性格なんですよ。良い悪いではなく。ただ、貯めたいと思っているのに貯められないのは悲しいので、もうシステマチックに口座を分けてしまうのが一番良いと思います。
知り合いは簡単におろせないようにキャッシュカードを作りませんでした。
徹底しています。

 

さて、ではお金持ちになる方法をご説明します。
答えは簡単、資産運用です。
あ、うさんくさいと思いましたか? ハードル高いと思いました?
そんなことはありません。みなさんだって、銀行から利子を受け取っているでしょう。あれだって一種の資産運用です。

仮に生活費などもろもろはすべて給与収入や福祉手当からまかなうとして、障害基礎年金はすべて貯蓄、というか投資信託の積み立てに回すと仮定します。
年金から毎月8万円、年間96万円を任意のインデックスファンド(投資信託)の購入資金に充てるとさあ、どうなるでしょう。ちなみに年利は5%で計算しています(さらに余談ですが購入ファンドは楽天VTIを想定しています)。

 

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こっこれは・・、凄い金額になっています。
57歳時には1億を突破していますね。ただ、現実には投資信託を売却するとき、利益に20%ほどの税金がかかるのでそのままもらえるわけではありません。40年後に同じ税金制度なのかは疑問ですが。
とにかく現行の税制を適用すると、60歳ですべて売却したとして、利益(8071万)から税金が20%引かれて6456万+元金の3840万を足して1億296万円・・。
老後の心配はいらないどころか50歳でリタイアもいけるかもしれません。でも50歳すぎてからは毎年400万くらい増えるから止められない気がする笑

 

若いろう者が高収入を得られるかどうかはともかく、生活に困るレベル人は少数派です。少なくとも聴者に比べて有意に多いとは思いません。
正規雇用の就職率に関しては、法定雇用率の関係でろう者は聴者を上回ると思うのですが、それを証明するデータはありません。誰か研究している人いないかしら?
年収はおそらく年齢を重ねるに連れて差が出てくると思いますが、その差は上記の積立投資で軽々と抜けますね。
僕たち聴者がお金持ちになりたいなら、8万円をどこからか調達して積み立てるしかなさそうです。しかし20歳の時点で8万積み立てに回せるかなぁ。年金はそういう意味でも強いですよね。

っていうかホントかな、こんな美味しい話あるの?
と思われる方も多いと思うので続きます。